カーリースって実際どうなの???カーリース業界を暴露します。 [■車屋こぼれ話]
ここ数年ですかね、CMでも月々○○円で新車に乗れるとか宣伝しはじめたのは。
これは個人向けのカーリースです。車検・法定点検・税金など全てコミコミのメンテナンスリースです。
よくある質問は
「現金とローンとリースはどれが安いの?」って話が出てきますが
はっきり言いますけど現金で購入が一番安いです。
オートローンは新車の場合は金利は低いですが、乗ってからのメンテナンス料は個人負担なので
トータルで考えたらカーリースとどっこいどっこいです。
カーリースにも金利が発生してますよ!
次にカーリースのメリットについて考えてみましょう!
カーリースのメリットは
・月々の金額が一定。
・メンテナンスが含まれるので安心
カーリースのデメリットは
・リース会社から借りているということ。(自分のものではない、オートローンも同じ)
・返却時にお金を支払わなければならない場合がある
・少なからず金利が発生してる
それぐらいですかね。
さて、ここで一番トラブルが多い「返却時に清算が発生するかもしれない」ってことです。
カーリースは契約時に「残価」というものを設定します。
5年後、7年後の車の価値を設定するんです。
5年後は車体価格の20%~30%で設定
7年後は車体価格の10%~20%で設定が安全です。
タントカスタム160万とすると、5年後は40万円、7年後は32万円ほどかな。
この「残価」の設定が大事なんです。
「残価」を高く設定すれば、月々のリース代は少なくなります。
逆に「残価」を低くすれば、月々のリース代は高くなります。
5年後、7年後は車両を返却・買取・再リースと選べます。
返却時に査定をします。事故・大きな傷・多走行などはマイナス査定になるんです。
ここでトラブルが発生します。
「残価」を高く設定してる場合は、査定が「残価」以下だと差額をお客さんから頂かないといけなくなる
んですよ。これはリース契約時に伝えてるはずですし、契約書にも掲載されてますが
5年、7年前のこと誰が覚えてますか?忘れているでしょ??
これがトラブルになるんです。
タントカスタム5年後「残価設定40万」としましょう。
事故有りの場合は当然査定が低くなります。査定金額「30万」だと差額の「10万円」は
お客さん負担になるんです。これがトラブルになるんです。
お客さんは「なんで10万円払わないといけないの?」って平気で言ってくるんです。
こういうトラブルを回避する方法があります。
そう「残価」を予め低く設定することです。タントカスタムの場合はもう残価を「30万」に設定
すれば万が一事故車や多走行になった場合は回避できる可能性があります。
但し、月々のリース料は高くなります。
おいらはメンテナンスリースを購入するお客さんには残価は出来るだけ低く設定してます。
月々は高くなりますが、5年後、7年後の返却時にトラブルの危険性が少なくなります。
これはお客さんに説明してますよ。
あと「綺麗に乗って頂ければ返却時プラス査定で逆にお金をお返しします」と言ってます。
さて、巷で「新車リースが月々9000円で乗れる!」ってありますが
これって単に「残価」めちゃ高く設定してるだけなんですよ。
これは危険です。
うちは「月々10000円で乗れる」のもあるんですが
リース会社からは
「10000円コースはあくまで客寄せです。通常は15000円~で計算してください」
と言われてます。
まぁーこういうことなんです。
うちはほぼ女性の方がメンテナンスリースが多いです。
だって楽でしょ。車検も点検も考えなくていいし。
こういう乗り方もありますよってことです。
2017-10-08 16:17
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